2014年11月7日金曜日

4校合同ふれあい講演会

昨日は、小鹿野町中学校4校合同家庭・学校・地域ふれあい講演会がありました。

講師の水谷修氏は、中・高校生の非行・薬物・心の問題に関わり、

生徒の更生と、非行防止、薬物乱用防止のための活動を精力的に行なっています。

また、若者たちからは「夜回り先生」と呼ばれ、深夜の繁華街のパトロールを

通して、多くの若者たちとふれあい、彼らの非行防止と更生に取り組んでいます。

一方で、全国各地からのメールや電話による様々な子どもたちからの

相談に答え、子どもたちの不登校や心の病、

自殺などの問題にも関わっています。

講師の方の生き方についてお話をしていただくことで、

子ども達が将来の自分の在り方・生き方を考えるきっかけとするのが

「ふれあい講演会」の趣旨になります。

講演では、夜回り先生として、各方面で活躍されている水谷氏に、

今までに関わってきた子どもたちとの衝撃的な過去、

東日本大震災を受けての体験等を振り返りながら、

子どもたち自身が、かけがえのない存在である自分自身の大切さを自覚し、

周囲の人たちからの愛情の重さに気づくことについてお話しいただきました。

また、大人たちに対しても、

子どもに愛情と責任をもって接することの自覚を説いていただきました。

子どもたちを思う水谷氏の熱い思いが

聴衆の心の琴線に触れる素晴らしい講演でした。

以下、子どもたちの感想(要点を抜粋したもの)です。

・先生の「一人も死なせない」という言葉がとても印象的です。

今私がどれだけ幸せに暮らせているかを思い知らされました。

先生の言葉には、とても深い意味があり、

夜の世界を経験した人にしかわからないことだらけでした。

私は今とても幸せな空間で生きていることを考えながら

毎日を過ごしたいと思います。

・私達の生活している昼の世界と夜の世界とは全く別の世界なんだと思いました。

 私は、両親から授かったこの命を大切にしたいと改めて思いました。

・私は良い友だちに恵まれて学校生活を送ってきましたが、

  いろいろな環境で生活している同年代の子どもたちがいることがよくわかりました。

  身の回りで悩み苦しんでいる人がいたら、自ら積極的に関わっていきたい

 と思います。

この講演を通して、

自らの信念に基づいた真摯な生き方をされている方がいることに気づくことで、

   将来について考えるきっかけとすること

自分を大切にすることや子どもたち自身が受けている愛情の重さに気づくこと

 ができたのではないかと思います。 




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